【ストレス軽減術】認知行動療法で「捉え方」を変えれば楽になる|人間関係の悩み

ゆるトーク

「職場の人の態度が冷たい… 私、何か気に触ることした?」
「なんで旦那は私の話を聞いてくれないの?! ムカつく!」

……ああ、今日も心がザワザワする。

周りの人と比べて、私ってなんでこんなに人間関係で悩んでばかりなんだろう?

そんな悩みを抱えているあなたへ。

実は私も、少し前まで人間関係のモヤモヤに毎日悩まされていました。

でも、あることをきっかけに、「捉え方」を変えてみることに。すると…嘘みたいに心が軽くなって、人間関係も少しずつ変化してきたんです!

その秘密兵器が、 「認知行動療法」 と 「アンガーログ」 。

今回は、私が実際に試してみて効果を実感した、この2つの方法について、分かりやすく解説していきます。

特に、

  • いつも人間関係に悩んでいる
  • 子どもに必要以上に怒ってしまう自分が嫌
  • 自分を変えたいけど、何から始めたらいいか分からない

そんな風に感じている人にこそ、ぜひ読んでほしいです。


きっかけは憧れのインフルエンサー🪓オノチャンの一言

あれは、忘れもしない2025年2月のこと。インフルエンサーオノチャンのVoicy公開コンサルを受ける機会を得ました。
私が彼女に相談したのは「人間関係がうまく築けない」という、きっと多くの人が感じたことのある悩み。

そこでオノチャンに言われた、衝撃の一言。

「それって、あなたの“捉え方”の問題だよ!」

えええーーーっ!?

どうやら私は、物事をネガティブに捉えがちなんだって。

例えば、これは私の体験談なんだけど、子どもを旦那に預けて一人で出かけた(趣味のスポーツをしに行った)とき、周りの知り合いから決まって「今日子どもどうしてるの?」って聞かれたんだよね。一度や二度じゃなく、何度も同じ質問を受けた。

でも、旦那は飲みに行こうが遊びに行こうが、そんなこと聞かれたことは無いそうで。

だから私は、

・子どもの世話は女性の仕事だって決めつけられているの?
・どうして女性だけがそんなことを聞かれるんだろう?
・母親になったら自由に出かけちゃいけないの?

そんな思いが頭をよぎり、ついトゲトゲした気持ちになってた😅

他にも「捉え方」っていろいろで

  • 旦那へのLINEが既読スルー
    →他の人にはすぐに返信するのに、私に対してだけ返信しない。私には返信する価値がない、私は大事にされていない、と悲しくなる
  • 職場で同僚がヒソヒソ話をしていた
    →私の悪口を言っているのかも……と落ち込む

こんなふうに、勝手に悪い解釈をして、一人で落ち込んでいたり。

思い当たる節しかない……

図星すぎて、思わず画面の前で頭を抱えてしまった。オノチャンはそんな私に「認知行動療法」をすすめてくれた。

とはいえ、認知行動療法は通常、病院などの専門機関で行う治療法。そこでオノチャンから、まずは手軽に学びやすい「マンガでよくわかる怒らない技術」という本を勧められました。

この本を通じて、認知行動療法アンガーログについて知ることができたので、同じように悩んでいる人にシェアしたいと思います。


認知行動療法(CBT):考え方や行動を見直し、心のバランスを整える心理療法

「認知行動療法」って、ちょっと難しそうなイメージ。簡単に言うと、「考え方(認知)」を変えることで、ネガティブな感情や行動を減らしていこう! というもの。

認知行動療法は、うつ病や不安障害、統合失調症、強迫性障害、摂食障害などの病気に対して、専門機関で行われる治療法。

認知の歪み(捉え方の癖)を知り、柔軟な考え方を身に着けることで、ストレス耐性を高められるようになるらしい。

認知行動療法のポイント

  • 「認知」→「感情」→「行動」のつながりを知る
  • 「認知の歪み」に気づく
  • 「認知の歪み」を修正していく

一つずつ詳しく見ていきましょう。

①「認知」→「感情」→「行動」のつながりを知る

私たちが何か出来事を経験するとき、必ず3つのステップを踏んでいます。
何かが起こったとき、まず「認知(=物事の捉え方・考え方)」が生まれます。そして、その「認知」に基づいて「感情」が生まれ、その結果、特定の「行動」をとるようになる…という流れです。

先ほどの私の体験を例に挙げてみます。ひとりで外出した際、知り合いから「今日、子どもはどうしてるの?」と聞かれた場面です。

認知:「母親は子どもを預けて遊んではいけないってこと?」「子育ては母親の仕事という決めつけ?」
感情:イライラ、もやもや
行動
:落ち込む、気分が沈む、テンションが下がる

ここで覚えておいてほしいのが、 「認知」がネガティブだと、ネガティブな「感情」や「行動」を生み出してしまう ということ。つまり、認知がポジティブなら、ネガティブな感情は封印できるってこと。

②「認知の歪み」に気づく

私たちは、誰でも無意識のうちに「認知の歪み」を起こしていることがあるんだそう。

«よくある「認知の歪み」の例»
✔ 白黒思考良いか悪いか、正しいか間違っているか、など、両極端で物事を考えてしまう。
✔ 心の読みすぎ:根拠がないのに、相手の気持ちを勝手に決めつけてしまう。
✔ 過度の一般化:一つの出来事だけで、「いつもこうだ」「自分はダメだ」ときめつけてしまう。

すべて私に当てはまる……

認知の歪み(考え方の癖)を知っておけば、同じような状況に陥ったとき、少しずつ対処できるようになっていくよ!

③「認知の歪み」を修正していく

「認知の歪み」に気づいたら、次はそれを修正していく作業だよ。

«認知の歪みを修正する具体的な方法»
反証を探す:ネガティブな考え方に反論する証拠を探してみる
別の視点で考えてみる:自分とは違う立場や考え方になって、物事を見てみる
リフレーミング:同じ出来事でも、ポジティブな側面に目を向けてみる

いくつか例を紹介するので、自分の場合と置き換えて考えてみよう。

反証探しゲーム:自分の考えに「本当にそうかな?」とツッコミを入れてみる

例:『私はいつも人に嫌われる』と思い込んでいる場合
(反証1) 全ての人に嫌われているわけではない。
(反証2) 親友や家族は私のことを大切にしてくれている。
(反証3) 私を慕ってくれる人もいた。

例:『母親が一人でカフェにいると、白い目で見られる』と思い込んでいる場合
(反証1) カフェにいる間、誰かにジロジロ見られたわけじゃない。
(反証2) むしろ、店員さんは笑顔で対応してくれた。
(反証3) 他のお客さんも、自分の時間を楽しんでいるように見えた。

例:『私は大事な場面で必ず失敗する』
(反証1) :面接やテストなど、本番でうまくいった経験もある
(反証2) :試合で勝ったこともあった

他人になりきり作戦:もし〇〇さんだったら、どう考えるかな? と想像してみる

例:友達からのLINEの返信が遅い場合
(視点1) 忙しい友達になりきって:「もしかしたら、仕事が立て込んでいて、スマホを見る暇がないのかも」
(視点2) 楽天的な友達になりきって:「まあ、そのうち返信くるでしょ! 気長に待つか!」
(視点3) クールな友達になりきって:「返信は必要ないと思っているのかも。私も気にしないでおこう」

例:上司の態度が冷たいと感じたとき
自分にだけ冷たいと思い込まず、「もしかしたら、上司自身が何か問題や悩みを抱えているのかも」と考えてみる

例:友人に誘いを断られたとき
「嫌われたのかも」ではなく、「忙しいのかもしれない」「体調が優れなかったのかもしれない」と受け止めてみる

良いこと探し名人:嫌な出来事の中に、隠された良いことを見つけてみる

例:仕事でミスをしてしまった
「ミスをしたおかげで新しい対策方法を学べた」「次は同じミスをしなくて済むようになる」

例:プレゼンで緊張して声が震えてしまった
「緊張しながらも最後までやり遂げた自分を褒めよう」「緊張するほど一生懸命だった証拠だ」

例:雨の日に出かけなければならなくなった場合
「人が少ないから、お店でゆっくり買い物ができるかもしれない。」「空気が澄んで、景色が綺麗に見えるかもしれない。」

私の場合は、
子どもどうしてるのと聞かれた→母親は子どもを預けて遊びに行ったらいけないの?
ではなく、
「迎えの時間を気にしてくれているのかも」
「何時までいられるか聞きたいのかも」

と考えれば良かったんだ!


怒りの感情と上手に付き合うアンガーログ

アンガーログは認知行動療法の一環で、怒りの感情にフォーカスした記録法。
「怒りの記録」という意味で、怒りの原因とパターンを可視化するためのもの。いつ、どんなときに、どれくらい怒ったのかを記録します。

まずは「怒りの感情」だけにフォーカスするのもおすすめ。

«アンガーログに記録する内容»
✔ 怒った日時
✔ 怒った場所
✔ きっかけとなった出来事
✔ 言動
✔ してほしかったこと
✔ 結果
✔ そのときの自分の感情
✔ 怒りの強さ(1〜10で数値化)

これらを記録していくうちに、

自分がどんな時に、どんなことで怒りを感じやすいのか?
怒りを感じると、どんな行動をとってしまうのか?

…など、自分の怒りのパターンが見えてきます。

そして、怒りを感じそうになった時に「あ、またこのパターンだ!」と冷静になれるように。

私は一人だけのLINEグループを作成して、夫へのイライラや、子育てでモヤモヤした時の記録など、自分の気持ちを吐き出すように書き出してるよ。


人間関係の悩みも「捉え方」で変わる

正直、最初は「捉え方を変える」って言われても、そんな簡単にできるわけない…って思ってた。
でも、 「マンガでよくわかる 怒らない技術」 を読んでみて、

「あ、私にもできるかも…!」

って、少しだけ希望が見えてきたよ。

捉え方を変える訓練をしていけば、

人間関係でいちいち傷つかなくなる!
周りの人の言葉に振り回されなくなる!
もっと楽に、楽しく生きられるようになる!

…って、すごくない?

それに、 自分を責めるクセ がなくなれば、 もっと自分に自信が持てるようになる とも思ったんだ。

以前は、「なんで私だけ…」と自分を責めることばかりだったけど、捉え方を変える練習を通して、 周りは敵ばかりじゃないって思えるようになって、すごく楽になった。

これからも「認知行動療法」を実践して、 ネガティブ思考から卒業するぞー!

ネガティブな人は、一緒に「捉え方」を見直して、もっとハッピーになろう!

管理人
この記事を書いた人
ヨル

☾ フリーランスに憧れる主婦 / 元看護師
☾ パートと並行してお試し開業中
☾ ときどき医療系Webライター
☾ 3人子育て

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