水っぽいおりものが急に増えて…卵巣嚢腫!?
二人目を出産してから10ヶ月が過ぎた、2018年の秋のこと。
突然、水っぽいおりものが増えて、すぐに異常だと思った。
不安な気持ちを抱えながら、出産した産婦人科を受診。
経膣エコーで診てもらうと、片方の卵巣が7センチまで腫れていると言われた。(正常な卵巣は2〜3センチくらい)
最後に経膣エコーを受けたのは、産後の1ヶ月健診のとき。
医師いわく、1ヶ月健診のときは異常がなかったから、この数ヶ月の間に急激に大きくなったのだろう、ということだった。
紹介状を書くにあたり、総合病院か医療センターのどちらにするか尋ねられた。
総合病院では腹腔鏡下手術が可能。しかし、2018年の当時、医療センターでは開腹手術しか選択肢が無いということだったので、総合病院を選んだ。
腹腔鏡下手術とは、小さな切り口から腹腔鏡と呼ばれるカメラを挿入して行う手術のこと。カメラで内部をモニターに映し出しながら、専用の器具を使って手術を進める。従来の開腹手術に比べ、傷が小さく、回復が早いというメリットがある。手術後の痛みも少なく、入院期間も短く済むことが多い。
総合病院の婦人科を受診
再び、経膣エコーで卵巣の状態を診察。エコー後、
7センチだから手術適応だけど、どうします?
頭では「手術しなきゃ」と思う反面、心の中ではすぐに「お願いします」とは言えなかった。
迷ってる私を見て、
おそらく良性だから、もう少し経過観察でもいいよ
その言葉に少しホッとして、経過観察を選ぶことにした。
下腹部に激痛が!まさか茎捻転?
半年ほど経ち、頻繁に下腹部に痛みを感じるようになった。
とある日の仕事中、今までと比べ物にならないほどの腹痛が起きた。
生理痛とは違う、鋭い痛み。立っていられず、机に寄りかかりながら耐えていた。
吐き気もあり、周囲のスタッフも心配するほど顔色が悪くなっていた。
その痛みは数時間も続き、何とか乗り越えたものの、心の中で
まさか…茎捻転では
と嫌な予感がしていた。
茎捻転とは:大きくなった卵巣が重みでねじれ、血流が遮断される状態。急激な下腹部痛や、吐き気、嘔吐を生じる。放置すると卵巣への血流が途絶えて壊死する可能性がある。卵巣嚢腫の茎捻転転は緊急性の高い病態。
【卵巣嚢腫の軽度茎捻転】2週間後に手術決定
頻繁に腹痛が起きることを医師に伝えた。
卵巣が少しねじれては戻って、っていうのを繰り返しているのかも。
そろそろ手術で取っちゃいますか〜。
サラッと手術することが決まった。ちょうど他の人の手術キャンセル枠があり、運良く半月以内に手術日が決定。
お腹の痛みがあまりにもひどかったため、私自身も「もう手術しかない」と覚悟を決めることができた。
あのとき感じた卵巣嚢腫の(軽度)捻転による痛みは、本当に気分が悪くなるほどのものだった。
続きます〜
コメント