料理下手×面倒くさがりでも「ほったらかしパン作り」は最高だった~自分にも家族にも優しい小さな幸せの見つけ方~

ゆるトーク

こんにちは、ヨルです。

インスタで人気の、はるちゃん(@はる|自然に還る暮らし🌿)が主催する「ほったらかしパン作り」のオンラインイベントに参加してきました!

その体験を通して、「手作りおうちご飯」「丁寧な暮らし」へのコンプレックスがちょっとほぐれた話を書きたいと思います。同じように、SNSの素敵ごはん&自然派暮らしを横目で見つつ「私にはムリ」って思っている女性になら、共感できる部分が一つはあるんじゃないかな…。

料理に苦手意識しかない、毎日つい効率と合理性ばかり選んでしまう大人女子たちへ――心が軽くなるヒントを少しでも届けられたら嬉しいです。

私の「残念な田舎暮らし」と「料理への苦手意識」

私自身、田舎に住んでいるんですが、ありがちな「田舎サイコー!自然に癒されて野菜自給自足。ヨガで整え朝は白湯」みたいなイメージ、正直ピンと来ないんです。

むしろ…

✔ 不便
✔ 面倒
✔ 虫イヤ!
✔ スーパー遠い
✔ 外に出たくない

…って思っちゃうことの方が多かったりします。

食についても同じ。「素材が良ければ料理もおいしく」なんて言われても、そもそも料理そのものが激烈に面倒くさい派。

✔ 今日何作ろう…」と毎晩イライラ
✔ 買い物もハードル高い(買い物=疲れるイベント)
✔ 「料理は愛情!」って言われても、どうせ大して美味しくならないし…
✔ たまに盛大に失敗する
✔ 盛り付けにこだわる余力ゼロ。飾り用に買った三つ葉や小ねぎは腐らせるタイプ
✔ 下ごしらえ?洗い物増えるだけじゃん…
✔ 「買ったほうが絶対美味しい」と本気で思ってる

田舎だと「家庭菜園」が正義扱いされがち。トマトもとうもろこしも…一瞬で雑草に飲まれて失敗。そもそも土いじりも虫も苦手です。

ちなみに、娘の付き添いで一度だけ参加した料理教室なんて、頭痛でグッタリするくらい気疲れしましたよ……。

料理は(私にとって)コスパが悪

料理が嫌いな理由は、一言で言うと「コスパが悪い」と感じるから。

まず、献立を考えるのが面倒。冷蔵庫の中身を確認して、栄養バランスも考えて…考えるだけで疲れてしまう。買い物に行くのもまた一苦労。重い荷物を持って帰るのも、地味にストレスです。

そして、いざ作り始めても、工程の多さにげんなり。下ごしらえ、炒める、煮る、焼く…洗い物もどんどん増えていく。

挙句の果てに、出来上がった料理は「まあ、普通」

美味しくないわけじゃないけど、感動するほどでもない。たまに大失敗して、焦げ付かせたり、味がイマイチだったりすると、もう目も当てられません。

こんなに時間と手間をかけたのに、この程度…?

そう思ってしまうんですよね。

しかも、料理って見た目も大事じゃないですか。彩りを考えたり、お皿や盛り付けにこだわったり。大葉やごま、小ネギを散らしたり…そんなもの、我が家には常備していない。お皿だって、白い丸いのしかない。

極め付けは、やっぱり「買った方が美味しいし、早いし、片付けしなくていい」という事実。

スーパーのお惣菜とか、コンビニ弁当とか、本当にクオリティが高いですよね。あれを知ってしまうと、「自分で作る意味って…?」と、ますます料理から遠ざかってしまうんです。

きっと、私の脳みそは「合理的」とか「効率的」という言葉を優先順位の上位に置いているのだと思う。

田舎暮らしを楽しむはるちゃんへの興味

そんな効率&合理的を好む私なのに、はるちゃんのインスタはなぜか見てしまう。

田舎の自然体な暮らし家族の幸せを楽しそうに発信している姿は、眩しいけどどこか親しみやすい。無理して「ていねい」でもなく、本当にリラックス&家族思い。

「元教師だったけど、仕事を辞めて、家族の幸せをちゃんと見つめ直した人」という生き方にも、憧れが混じる。

せかせか、イライラ、面倒くさい!を連発している自分と、あまりに違う。

どうして、こんなに楽しそうなんだろう?私みたいな面倒くさがりと、何が違うんだろう?

そんな興味と、憧れ。思い切って、はるちゃんのオンラインイベントに参加してみることにしたんです。

初めてのパン作りに挑戦!

今回、はるちゃんのイベントで挑戦するのは、「ほったらかしパン作り」。レシピが事前に送られてきて、必要な材料を自分で用意します。

生まれて初めて、強力粉とドライイーストを購入。その他にも、パンに入れるあんこやハム、チーズ、ウインナー、ドライフルーツなどを買い込みました。

一つひとつが意外と高いことに驚きつつ、「これ、パン以外にどうやって使おう…?」と、早くも献立の心配をしてしまう私。

イベントは2日間に分けて開催されました。

【1日目】生地作りの不安と意外な発見

初日は、生地作り。

Zoomで、はじめましてのご挨拶。緊張しましたが、はるちゃんが柔らかく迎えてくれて、次第にリラックス。

我が家は大食いの5人家族なので、レシピの倍量で作ることに。

「手で混ぜます」と言われて、内心ドキドキ。

料理をする時に素手になるのが、ちょっと苦手な私。潔癖症ではないのですが、看護師という職業柄、どうしても「清潔・不潔」に敏感になってしまう。1日に何十回も手指消毒をするし、患者さんの処置が終わったら必ず手を洗うから、手荒れも酷い。自分の手が清潔だと思えなくて…。

でも、はるちゃんは「生地を混ぜる感覚を味わってほしい」「素材の変化や感触を楽しんで」と言います。勇気を出して、素手で混ぜてみると…

あれ?思っていたよりも嫌な感じは全然しない。

むしろ、ベタベタ・むにゅっとした生地の感触。イーストのほのかな香り。むかーしむかしの、粘土遊びのような、なんだか久しぶりの感覚に浸ることができました。

私の生地は、はるちゃんの生地よりもベタベタしているような気がして、「これ、本当に大丈夫かな?」と不安に。Zoomの画面越しに生地の状態をチェックしてもらい、OKサインをもらって、ひと安心。

初日はここで終了。発酵させて、翌日の成形に備えます。

【2日目】子供たちと夢中になったパン成形と、奇跡の瞬間

二日目は、成形と焼き上げ。

朝から、息子たちが喧嘩を始めて大騒ぎ。うるさかったので、この日はミュートで参加することにしました。

最初は一人で黙々と作業をしていたのですが、それを見ていた長女が「私もやりたい!」と言い出し、次に長男、そして末っ子までもが「やりたい!やりたい!」と集まってきた。

さっきまで喧嘩していた息子たちが、すっかりご機嫌になり、パン作りに夢中になっているではありませんか!

「生地がきもちー!」「手にくっつくー!」

子供たち3人とも、そう言いながら、楽しそうに生地を丸めていました。

手の感触って、こういうことだったのね、はるちゃん…!

家庭でこんな風に「一つのことに熱中できる」体験、そういえば最近あったかな?

日々の暮らしも、つい「効率>楽しさ」になりがちな自分。だけどこの時は、みんな素手で、夢中でパン生地をコネコネ。

子どもたちの作るパンの形はどれも不格好だったけど、みんな楽しんで作っていて、焼いている間もワクワクしていました!

焼き立てのパンが「自分史上最高においしい!」

そして、いよいよ焼き上げ。オーブンを開けると…

ふっくらと膨らみ、きつね色に色づいたパンが!

正直、味には全く期待していませんでした。だって、私は今まで、美味しい料理なんて作ったことがないんですから。いつも「まあ、こんなもんか」というレベルのものが出来上がるのが常でした。

…ところが!

今回のパンは、信じられないくらい美味しかったんです!

え!?これ、私が作ったパンなの!?

今まで「まあ、こんなもんか」と自分の料理に対して思っていた私が、人生で初めて「自分で作ったものが最高!」と思えた瞬間。

買ってきたパンとは別物のふわふわ感、カリっとした焼き目。

子どもたちも奪い合い。「おいしい!また作ろう!」の歓声。

今まで、パンはパン屋で買うものだと思っていました。一斤1,000円近くする高級食パンや、一個数百円のこだわりのパン。「パン屋だから美味しいんだ」と、疑う余地もありませんでした。

でも、違ったんです!

私が作った焼きたてのパンの方が、断然美味しかったんです!

みんなで作ったことも、焼き立てを家で食べられることも……それらぜんぶ「特別」な出来事に感じられました。

「やってみたら、意外とよかった!」〜自分の思い込みがひっくり返る瞬間〜

今回のオンラインパン作り教室、もし以前の私だったら絶対に参加していなかったと思います。

「買ったほうが美味しいし、早い」「面倒くさい」「どうせ上手くできない」と思い込んでいたから。でも実際にやってみて感じたのは、そんな自分の“思い込み”がちょっともったいなかった、ということ。

「料理=苦痛」 だった私が、初めて 「楽しい!また作ろう!」 と思えた!

これまで、料理は私にとって、ただの義務でした。家族のために作らなきゃいけないもの、でも、本当はすごく面倒くさい。

今回のパン作りを通して、初めて「自分の手で美味しいものを作れた!」という喜びを感じることができました。しかも、子供たちも一緒に楽しんでくれて、「美味しい!また作ろう!」 って言ってくれたことが、何よりも嬉しかったんです。

今までは、味も見栄えも良い料理を作らなきゃいけない手の込んだ料理じゃないと意味がない、って勝手に思い込んでいました。

でも、今回のパン作りを通して、「見た目が不格好でもいい。完璧じゃなくていい。」 って気づけたんです。

はるちゃんは「パン屋さんのパンを買わなくなった」と言っていましたが、その気持ちがすごくよく分かりました。こんなに美味しいパンがおうちで作れるなら、もう買う必要ないと、本気で思いました。

シンプルなレシピで、洗い物も最小限(ボウル、ゴムベラ、オーブンのトレー)。あれこれ手間をかけずに、思っていたよりずっと気軽に「家でパンを焼く体験」ができてしまった。

オンラインの気楽さも、私には合っていました。

以前、娘と町の料理教室に参加した時は、色々と気を遣って疲れてしまったのですが、オンラインなら、生徒同士の気遣いや過剰配慮は一切ナシ!不器用だって、手順でつまずいたってOKなゆるさ。「自分のペース」が許される贅沢さがありました。

価値観に触れて新しい自分に出会う

今回の「ほったらかしパン作り」を通して、改めて感じたのは、「人の価値観に触れるのは、本当に素敵なこと」 だということ。

私は “自然派” とはほど遠いタイプ。でも、普段とは違う価値観や生き方にちょっと触れてみることで、新しい発見外な自分の一面に気づくことができました。

もし今「料理が苦手」「面倒くさがりな自分に劣等感」「ていねい暮らしなんて無理」と思っている方。憧れてるけど、どうしてもエネルギーが足りないと感じているあなた。

せかせか・イライラの私でも、家族と一緒に、ただ「楽しい」「美味しい」と思える時間はあったんです。はるちゃんのイベントに参加することで、そんな 「小さな幸せ」 に気づくことができました。

だから、あなた自身の小さな「できた」を讃えてくれるコミュニティやコンテンツを、ぜひ探してみてください。オンラインイベントでも、ゆる~っとできるパン作りでも、何でもいいんです。

これからも私自身「比べず・がんばりすぎず・楽しく」を合言葉に、いろんな価値観や世界に出会っていきたいなと思っています。そうやって、思いがけない幸せにつながる日々が増えていくことを願って。

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この記事を書いた人
ヨル

☾ フリーランスに憧れる主婦 / 元看護師
☾ パートと並行してお試し開業中
☾ ときどき医療系Webライター
☾ 3人子育て

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